今年の九州学生映画祭は一味違う
プロの舞台へ、DCP上映への進化
九州学生映画祭へお越しいただき、誠にありがとうございます。
今年、私たちは上映の品質と安定性を飛躍的に向上させるため、上映方式を「DCP(デジタルシネマパッケージ)」に全面移行いたしました。
それは、学生監督たちの情熱が込められた作品を、最高の形で皆様にお届けしたい、という強い想いからです。
「止まらない」安心感。
なぜBlu-rayではないのか?
昨年の上映で、Blu-rayディスクの再生が途中で止まってしまうという苦い経験がありました。Blu-rayは家庭用の優れた高画質フォーマットですが、長時間の上映や機器の相性によっては、予期せぬトラブルが起こる可能性が常にありました。
それに対し、DCPは世界中の映画館で使われるプロフェッショナルな「デジタル上映パッケージ」です。
ファイルは上映前にサーバーへ確実に取り込まれ(インジェスト)、再生中のエラー発生率を限りなくゼロに近づけます。もう、上映が途中で止まる心配はありません。安定した環境で、安心して作品の世界に没入していただけます。
監督の「色」を、そのまま届けたい。忠実な映像再現へのこだわり
学生監督たちが心血を注いで作り上げた作品。その一瞬一瞬の色や光には、彼らの意図が込められています。
Blu-rayなどの家庭用フォーマットでは、テレビでの再生を前提にデータが圧縮され、本来のコントラストや広大なカラースペース(色域)が少し失われてしまうことがあります。
DCPでは、映画館のプロジェクターが持つ性能を最大限に引き出すXYZ色空間という特別な規格が使われます。
各大学から提出された作品のデータをデータの仕様に合わせてひとつひとつ丁寧に変換し、監督が意図した繊細な色彩のニュアンスを可能な限り損なわないようスクリーンに再現しました。
今年の九州学生映画祭は、学生たちの情熱を、プロの舞台にふさわしい最高の技術でお届けします。
制作者のこだわりを、そのまま客席へ。どうぞ、心ゆくまでお楽しみください。